潜水士
今さらながら“海猿”に感化されたわけではなく、漁師的なものをやるときに役立ちそうだと思って、福山で「潜水士」を受験してきました。海上保安庁でもどこでも、潜水を業務とする人には取得が義務付けられている免許ですが、試験は筆記のみで、真冬の冷たい海に潜ることはありませんでした。船舶の試験のときのような実技がないのは中途半端な感じです。
試験前日、当日ともに土日ではなく、しまなみ海道(本四連絡橋)の通行料が1000円にはならないので車で渡るのをやめて、今治~福山は高速バス(しまなみライナー)にしました。さらに、バスの今治にはなくてJR八幡浜駅にパーク&ライドがあったので、八幡浜~今治はJRです。4000円以上の切符を買えば駐車料が2日間タダになる条件が、往復の乗車券のみの額とピッタリ合うのです。特急券もあわせて押し売ろうとする八幡浜駅の窓口のおねえさんに、「急いどらんけん」って断りつつ、アホほど時間が掛かる“海回り”の鈍行に乗り込みました。貧乏ヒマなし。「本当はヒマもないし、お金はもっとないし」…言いたかった。
試験会場は福山港のすぐそば。航路が廃止されていなかった1年半前なら、間違いなくフェリーで来ているところです。宿泊は受験案内で斡旋していた福山港湾福祉センター。港湾関係者向けの施設で、ネットで調べても詳細が出てこなかったのでちょっと不安でしたが、3470円(室料)は市内のビジネスホテルよりも安く、何より試験会場に隣接していて、ヘロヘロの二日酔いでも這いつくばって行けます。窓からは工業団地しか見えないし、コンビニ弁当やけど、小旅行気分でやっぱり酒がすすむねぇ。
試験は午前2時間、午後2時間の計4時間。解答用紙だけでなく問題用紙まで回収されてしまったので手元になく、検証はできませんが、どちらも1時間ずつ短縮した方がよい内容でした。高い受験料との兼ね合いとかいろいろあるのでしょう?実技試験はないのに海に沈められてもいかんので、黙って試験を受けました。午前か午後に集約してくれれば、ポニョには興味ありませんが、鞆の浦あたりを散策できたのに。高校生の頃、知らないおばちゃんにアイスクリームをもらった福山城をチラ見、ソッコーで帰りのバスに乗りました。
2日ほど前に合格通知書が届いたので、労働局へ申請しときます。“潜れないモグリの潜水士”免許を。
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